INTERVIER

先輩インタビュー

S.O写真
入社6年

S.O

入社のきっかけは?

職探しをしていた頃に読んでいた漫画の⼀コマに「樽」が出てきて、「そういえば、樽ってどうやってつくられているんだろう」と疑問に思ったことがきっかけです。調べてみると、滋賀に樽製造の会社があると分かり、興味を惹かれて応募しました。
⼯場⾒学では、⼀丁の樽に対して真剣に打ち込む職⼈の姿が印象的でした。まずは3年、⾃分がどこまでできるのか試してみたいと思い⼊社を決めましたが、気づけばもう6年。これからもこの仕事を続けていくと思います。

仕事内容を教えてください。

⽉の初めは、新樽を作る最初の⼯程である⽊材の加⼯を担当しています。機械トラブルが発⽣することもありますが、最初の⼯程が遅れると後⼯程まで遅れてしまうため、常に⽿で⾳を聞き分け、異⾳がしたらすぐに機械を⾒て調整します。
⽉の半ばから終盤にかけては、海外から⼊ってきた樽をコンテナーから安全に降し選別する「デバン」という作業を⾏なっています。割れや漏れがないか、帯鉄は規定通りの位置にあるか、⽬で⾒て判断します。⼀年前からは、においで樽の状態を判別するサントリー独⾃の「官能検査試験」に合格し、実際に樽の中のにおいを嗅いで基準に合っているかを確認しています。樽の状態が悪いものはここで弾いてメンテナンスに出さなければその後のウイスキーづくりに⼤きく影響するため、気が抜けません。

仕事のやりがいは?

近江クーパレジは100年以上続く会社です。⻑い歴史を受け継ぎ、樽を作るという⽇常では⾒られないような仕事に就いていること、そして⽇々⾃分の技術⼒の向上を実感できることにやりがいを感じます。
また、店に並ぶウイスキーを⾒たり飲んだりした時に、⾃分が携わった樽に⼊っていたものかもしれないと思うと感慨深いですね。特に私は樽を作る最初の⼯程を担当しているので、「ウイスキーの始まりをつくっている」と誇らしい気持ちになります。

今後の目標は?

後輩が増えてきたので、私が今担当している作業を教え、育てていくことが⼀つの⽬標です。職⼈というと頑固なイメージがあるかもしれませんが、先輩たちはみんな優しいので、私はあえて厳しく注意することもあります。ただ、⽇頃からコミュニケーションはしっかりと取っているので、みんな仲は良いんですよ。新⼈の⽅からの新しい視点も取り⼊れながら、いいものを⼀緒に⽣み出していきたいですね。
私個⼈では、樽づくりの中でも難度の⾼い「修理」の⼯程を任されるようになることが⽬標です。数ミリ単位の調整が必要となる緻密な作業ですが、いつか習得し、私の⼿で漏れない完璧な樽を作りたいと思っています。

Y.K写真
入社2年

Y.K

入社の決め手は?

ものづくりに携わりたくてインターネットで製造業の職を探していた時に、偶然「洋酒樽製造」の募集を⾒て、珍しさに惹かれて衝動的に応募しました。⾯接で⼯場に来てみると、想像以上に規模が⼤きく、樽が⼭のように⾼く積み上げられている光景に驚きましたね。これほど興味を惹かれる仕事はないと思い、⼊社を決めました。
⼊社前は愛知に住んでいて、滋賀で働くとは思っていませんでしたが、今は⾃然豊かな職場環境も気に⼊っています。⼯場の近くで⿅や猿に出会ったり、⼣陽や星空を眺めたり、ちょっとした⾃然の⾵景に⽇々癒されています。

仕事内容を教えてください。

出荷前の樽や海外から⼊ってきた樽に漏れがないかを確認するのが主な仕事です。機械で樽の中に⽔を⼊れ、空気圧をかけて⽔漏れ箇所がないかを⽬で⾒極め、⽔漏れがあれば⼩さな⽊釘(漏れ⽌めに使⽤する⽊製の釘)を打って⽌めます。この持ち場を担当し始めた頃は、樽を何度回して⾒ても漏れがあるのかないのか判断がつきませんでしたが、何回も繰り返すうちに不思議と⾃分の「⽬」ができ、今は⼀度回せば全体が⾒えるようになりました。
⽊釘を打つ箇所を⾒極めることもポイントですね。⽔漏れは⽊の道管から発⽣することが多いのですが、漏れている箇所に⽊釘を打ってもすぐ横の道管からまた漏れてしまうため、管の元に打たないといけません。最初は難しいと感じますが、⾃分の頭で考え、⼿作業で加⼯できるところがこの仕事の楽しいところです。

仕事のやりがいは?

サントリーウイスキーが店頭に並び、時には売り切れになっているのを⾒るとやりがいを感じます。作業⾃体も、⽇々「なんでだろう」と疑問を持って臨めば気づきが多く、飽きることがありません。
作業改善案を提案し、実現できた時の達成感も⼤きかったですね。漏れ⽌めの検査数をもっと増やせないかと考え、ラインの増設に挑戦したんです。⼤きな機械を導⼊するにはスペースが⾜りなかったため、市販の材料を組み合わせてラインを⾃作しました。その結果、検査数が⽉に4000樽増加し、サントリーの⽅にも⾮常に喜ばれました。

今後の⽬標は?

修理にもチャレンジしてみたいですね。樽づくりの作業の中でも、修理は特に⼿作業や職⼈の勘が働く⼯程です。
限られた時間の中でも⾃分でどこをどのように修理すれば良いかを考えて、裁量を持って作業ができるため、やりがいが⼤きいはず。最終的には、なんでもできる職⼈になることが⽬標です。どの⼯程にも⼊ることができ、機械トラブルにも強い、オールマイティの職⼈を⽬指します。

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